現代風

全景 玄関入り口より内部タタキ、框、
下駄箱を見る
玄関丸柱、框、棚槙の框の絞りの模様
棚など自然の造形を生かす
玄関より今吹き抜けを見る。吹き抜けが
開放感を与えてくれます。
床から最上部
まで6.7メートル
小屋組です。幅18せんちの太鼓梁を
渡り顎で組んでいます。
LDK方式で仕切りはありません。収納、
キッチンなど全て手作りになっています。
2階肘掛、キャットウォーク手すりが見える
居間中央の棚。テレビ、スピーカー、アンプ
やがて入る水槽などに合わせて手づくり
しています。右には本棚がみえる。
居間内部より南を見ています。南側の
大きな窓、欄間からは日が降りそそぎ
自然の恵みをいっぱいに受けます。
吹き抜け北のキャットウォークから玄関
庭を見ています。
キッチン、レンジフード、食器棚、机、右
には、下駄箱ベンチが見えます。すべて
手づくりで、洗桶、食器洗浄器、IHクッキ
ングヒーターなどは市販品を組み込み
主人こだわりの薪ストーブです。このスト
ーブ一つでこの家の全暖房がほぼ
賄えます。においもない、やわらかな
なんとも言えない暖かさが味わえます。
落ち着いた和室です。無垢材にこだわり
天井も杉無垢板
です。畳もこだわり
床も畳床でりゅうびんの本格畳表です。
こだわりの畳です。琉球表、床も全てわら
床の裏もこもを使った畳です。半畳につくり
市松模様に敷詰めた畳が光の具合で
とてもきれいです。技術の高さも必要です。
 この家の特徴は、なんと言っても天然素材にこだわり、合板、塗料などに配慮したことです。材料も内地材をなるべく
使いたいという希望がありました。その結果、キッチン、家具(クローゼット、本棚、机、下駄箱、食器棚他収納全て)、
洗面台、ペイパーホルダーに至るまで、科学物質の飛散には注意をはらいました。その結果は、入居したその日でも嫌な
においのないとても健康的な家に仕上がったと思います。押し入れ、クローゼットの中も もちろん無垢材です。
 薬品の排除に関しては、土台は桧の赤味の使用など、だだ、薬品を使わなかったのではなく、品質にも配慮しています。
床は杉無垢板30ミリ、壁の仕上げも、無垢の杉板、漆喰(海草糊を使った昔ながらのもの)、天井も無垢杉板と科学薬品を
使わない天然材にこだわっています。
 外部に関しても、外壁は下の部分は杉板張り、柿渋仕上げです。デッキの関しては床はオスモオイル(世界トップクラスの
安全性)で仕上げています。
 自然の恵みを利用する(パッシブソーラー)建築方法です。冬、南の大きな開口より太陽の恵みを取り入れ、土間のタタキに
蓄熱をする。夏、吹き抜けの高低さを利用して、通風をよくする。間取りで風が通るようくふうする。
 コスト面の問題もありますが、節のある材料(1等材)の使用で価格を押さるなどの配慮をしています。どうしても
、イニシャルコスト(初期費用、)が、多少かかってしまうのはありますが、ランニングコスト
(維持費)はかなり低く
押さえられるはずです。また、以後の建物の維持も考えて、柿渋など自分で塗るなど協力できる事をやっていただき、
家造りに参加していただきました。
 設計は橋本建築設計です。

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